東レシルックとはどんな着物なのか?

着物にも色々な種類がありますが、「東レシルック」という着物の名前を聞いたことがある人もいるでしょう

東レシルックとは、絹などの天然素材をメリットとして活かしつつ、デメリットを改善した新しい合成繊維のことをいいます。

絹のような肌触りでありながら、洗濯機で洗えるので、天候を気にせずに着用できるのがおすすめです。

国内合成繊維メーカーの東レ株式会社が作った布を使用しているために、このような名前がついたといいます。

絹の糸の断面が多角形になっているのに対し、東レの断面も多角形あるために、ポリエステルでありながら絹の手触りを実現しているのです。

またカイコの繭から絹糸が作られる工程をそのまま機械で再現したもので、とても絹糸に近い製品となっているのです。

東レシルックの特徴は、上品で美しい光沢があり、シャリ感のある感触だといわれています。

しなやかでさらっともしているので、非常に着心地が良いのが魅力です。

絹の着物を着ているようなぜいたくさを持っているために、フォーマルな場にも着ていくことが可能になってきます。

染色も機械ばかりに頼っておらず、職人が手で染めているのも魅力の1つです。

絹のものと素材が違うものの、大きな差は見られないのが特徴といえます。

そのために快適な着心地を再現し、肌に吸い付くような感触とも表現されることがあるのです。

水や汗にも強いために、雨の日や夏の汗をかいた日にも安心して着用できるのが魅力といえます。